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5,結納または両家顔合わせ

2024.1.12 結婚とお金

お互いの家族に結婚の承諾がもらえてホッと一安心。
二人で一緒に乗り越えた喜びが忘れられない思い出になることでしょう!

5番目の段取り:婚約の儀式『結納』または『両家顔合わせ』です。

日本では、両家が一堂に会して、結婚の約束を確約する儀式を行うことで『婚約』となります。
現在は、結納品と結納金を形式にのっとって受け渡す『結納』と、
婚約指輪を贈り会食をして両家が確認し合う『両家顔合わせ』の、
2スタイルで調っていきます。

大切なことは、両家が末永く付き合うための最初の行事なので、
両家の要望を確認することと、負担が偏らないスタイルや場所を相談し、
当日はお互いの家族への感謝や誠意が込められた会にすることです。

それでは、スタイルをどちらにするか、日取りはどう決めたらいいのかになります。
スタイルをどちらにするのかは、家の結婚の儀式の捉え方はさまざまです。
親世代と子世代でも価値観が違います。
子世代が決めてしまうより、親にお伺いを立てることをおすすめします。

例えば、男性側は顔合わせスタイルで良いと思っていても、女性側の意向が違うこともありますので、男性からはまず「結納を考えています。いかがでしょうか。」と女性のご両親にお伺いを立てるのが良いと思います。
女性側から「結納、お願いします」というお返事の時は、結納品と結納金の準備をします。女性は結納返し・受書の準備をします。

一方「顔合わせでお願いします」というお返事の時は、結納飾りと結納金の準備は不要になります。

日取りは、暦の本を用意して、結婚式や入籍の3か月~6か月前の吉日の候補日を2~3日選び両家の予定を確認しながら決めます。
時間は、午前11時ぐらいから始め、お昼の会食が一般的です。

場所は、結納の場合は、女性の自宅または家族が集まりやすい地域のホテルや旅館や料亭を相談して決めます。
自宅の場合は、結納品店に結納飾りを注文します。お店の方に詳しく説明を聞きながら選びます。注文は、両親がする場合と当人同士がする場合があります。またお食事は女性側が段取りをします。結納に適した会席料理を予約し配達してもらったりします。

両家顔合わせの場合は、会席料理店を相談して決めます。
お店に両家顔合わせ会をしますということを説明すると、部屋や座席・食事の内容についてなど提案してもらえます。

当日は、おめでたい席なので全員フォーマルな装いで揃えます。
身も心も引き締まり、結婚にむけて大切な事柄も決まりやすく、準備も家族が支え合いながら滞りなく進みます。

お開き前には、笑顔の記念撮影をします。ご両親への最初の親孝行になるでしょう!

最後に結納または顔合わせにかかる一般的な料金は、

結納では、
結納金・・・50万円~100万円
結納飾り・・・3万円前後
女性側受書・・・結納金の1割を用意
婚約指輪・・・15万円~30万円
女性からのお返し・・・5万~10万円のスーツや時計など
会食代・・・1名1万円~1万5千円
新調する洋服代各自5万円程度

両家顔合わせでは、
会食代・・・1名1万円~
婚約指輪・・・15万円~30万円
女性からのお返し・・・5万円~10万円
新調する洋服代

結納品や指輪は注文から約1か月かかりますので、余裕をもって準備をしましょう。

以上です。

実は、この結納または両家顔合わせは、お互いの価値観を理解し合う最も重要なプロセスなのです。結婚後の出産や教育・マイホーム計画や介護のことなど生まれ育った家庭での価値観を合わせて、自分たちの新しい価値観を共有していく基礎になるということです。もしも違いに戸惑うことがあれば、しっかり話し合って進めていきましょう。

結納または両家顔合わせが無事に終わったら、いよいよ結婚式のお話です。

20歳を過ぎたら知っておいた方がいい結婚プロセス&マネープラン(全12回連載)


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