内田樹氏による「日本人に必要な心構えとは?」
●無くしたものを数えて気が滅入っていくタイプ
残ったものを数え上げるタイプ
そういう気持ちの切り替えが一番大事
●武道の最終の目的とは、
いるべきところに居て
なすべきことをなす能力
人間70億いるけれど、70億の人が
全部 唯一無二の人間的な使命をもっている
それを一人一人発見していくのが
武道の修行の目的
人間関係で悩んだり、
会社のトラブルで苦しんだりして、
合気道の道場に救いを求めてくるのだけど
不思議なことに、
お稽古していくうちに
だんだん体が整ってくると
自分の方からドツボに向かって突っ込んでいくとか
自分のことを傷つける人のところに行っちゃうとか
身体が賢くなってくると、
生き方が上手になってきて
生命力が高まってくるので、
みんなニコニコしてきて
家庭生活が平穏になったり、
男子は合気道3年ぐらいやってくると
立ち位置が分かる
自分がすべき仕事がパッとわかるという感覚が優れてくる
周りと共生してコラボレーションする能力が高くなってくるので
出世が早い。
●メンタルストレスってだいたい 脳のこと
メンタルストレスを感じながら、
身体の使い方をコントロールできない
どういう動きが最も生物として
理に適っているんだろうって考えながらやっている時に
頭の中のことなんてスーッと消える
それがいい、内側に内側に集中していく
●この人ここ居たら困るねというひとも
困る人をどうやってみんなで仲間に入れていって
共生しようと工夫をすると
気の合った仲間ばかりでやっているときよりも
さらに知恵がつく
難しい人間関係をどうやってクリアしていくかということで
また一つ賢くなっていく
なんでもかんでも自分の生命力を高める方向に
変換しながら生きていく
そういう構えが武道の目的
対談のはじめの方で語られた内容を抜粋しました。
内田樹さんは合気道の師範です。
合気道だけでなく
「道」とつくモノに共通していることのように思います。
このテレビの録画を再生するよりも、
ブログに書き出すことで、
すぐに読み返すことができるので、
今日は自分のためにこのブログを書きました。
どうぞご了承ください。
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