人の優しさには、
生まれ持っての優しさと
経験をして知りえる優しさがあります。
私が6年生の時、学校でドッジボールをしていて、
友達と絡んでこけて、
左足の骨にひびが入って入院した日の夜、
ものすごい痛みに一晩中「痛い痛い・・・」と泣いていると、
母が一晩中、足や手をさすってくれました。
今は、痛かった思い出より、母の優しさを思い出すだけで
心が満たされている自分に気づきます。
自分が失恋を経験したことがなかったとき、
友達の失恋を「つらかったね」と慰めていたけど、
その後、始めて自分が失恋したときに、
失恋がこんなにつらいものなんだと知って、
あの時友達のがんちゃんに、
「ゆうちゃんも失恋のつらさがわかって良かったよ。」
といわれたときに、心にしみて、
レストランでまわりも気にせずワンワン泣いて、
泣いている時に、今いっしょにいてくれる友達の優しさが嬉しかったのを覚えています。
そういう人の優しさを実感するときの多くは、
楽しい時より苦しい時つらい時で、
そういう経験を望んではないけど、
生きていたらたくさんあって、避けようがなくて、
起こってしまった時に、
人はすごく成長できるようになっているのかなぁと思います。
人生のパートナーとして、近くにいる人は、
自ずと2つの優しさを共有する人なんだなぁと思います。
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