会員さんや、ご相談に来られた方に、
ときどきお話ししてきた、
味噌汁の話。
交際中は、文句いわずに食べてくれていた
私が作る味噌汁を、
結婚したとたん!
「まずい」の一言で食べてくれなくなりました。
交際中は、我慢していたらしい。
ショックと同時に、
彼の辛抱強さに脱帽でした。
負けず嫌いな私は、
絶対、美味しいと言わせてみせる!!と
意気込んで、
出汁や味噌や具や水を変えたりしながら、
頑張ってみましたが、
いつもの「まずい」で食べてくれません。
とどめに彼は、
「お義母さんに教えてもらった方がいいよ」と、
まったく悪気はなく言いました。
私も「それしかないな!」と思い、
いつもの鍋と出汁と具と味噌を持って彼の実家に行きました。
お義母さんは、
「あの子は、この出汁はダメなんよ。」とか、
「だいたいやけど、味噌の感じはこんな感じで!」など、
なるほどと思うことがあって、自分でもできそうに思いました。
その日は、その味噌汁を「美味しい」と食べて、
翌日、教えてもらった通りに作ったのに、
「違う」と食べてくれませんでした。
それからもあの手この手で頑張ってみましたが、、、
結論、
“母親の味噌汁には、絶対勝てない”
と降参しました。
あれから、14年。
今日の味噌汁は、最後まで食べてくれました。
嬉しかったので、思わず、
「味噌汁大丈夫やった?」と聞いたら、
「大丈夫」とさらっと言ってくれました。
味覚も北川家になったなぁと感慨深かったです。
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