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2000億円の年金消失問題

2012.2.26 ブログ

AIJ投資顧問による

企業年金2000億円消失問題が、

すごく気になります。

たくさんのサラリーマンの厚生年金基金という

老後の大切なお金のことなのに、

テレビニュースでの取り上げ方は、

簡単すぎる様な気がします。

自分は知らないだけかもしれませんが、

自分の所属する「○○業厚生年金基金」も

なんパーセントかをAIJ投資顧問に委託して

消失しているかもしれません。

今回の問題が発覚したきっかけは、

AIJの「高収益」に疑問を感じた外部からの指摘だったそうです。

検査機関はどうなっているの?と思ったら、

「AIJは89年の設立以来、

証券取引等監視委員会の定期検査を受けたことはなかったという。」

とありました。

金融機関に勤めていたので、

監督省庁の定期検査は、

2~3年に一度は必ず入っていたことを知っています。

それなのに、投資顧問に対しては、

22年間検査が入っていないなんて!!!

大・大・大問題だと思います。

どうして、

中小企業の小規模な厚生年金基金がAIJに委託したかというと、

『背景には00年以降の「年金崩壊」があるとされ、

専門家は「世界的な金融危機で多額の損失が生じた小規模な企業年金が

運用で挽回しようと高利回りをうたう投資会社に流れ

損失を増幅させる構造的な問題が見える」』

とのこと。

それからこんな問題も指摘されていました。

『595ある厚生年金基金(10年度)の7割強で、

将来の給付に備えた積立金が不足するなど、

企業の年金財政は厳しい。』

他人事とは思えません。

私は、独身時代に生命保険会社の破たんで、

わずかな金額ですが、損をした経験から、

保険を一から見直して、保険会社に任せるのではなく

老後の生活資金の計画を経て保険選びをしました。

今一度、自分の所属する厚生年金基金の状況を

ちゃんと把握しておく必要があるのではないかと思います。

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