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GWゆったり読書でもいかがでしょう~♪

2013.4.28 ブログ

毎週日曜日の愛媛新聞「読書」のページは、

毎週楽しみにしているところです。

今日は特に、すぐにでも読みたい!と思うラインナップでした。

その中で、『天翔る』村山由佳著の評では、

大人であってもこどもであっても、

生きていれば大切なものを失ってしまったり、

心ない他人の言動に深く傷つけられたりすることは起こり得る。

それでも何とか立ち上がって自分の人生を歩き続けるために、

人は何ができるだろう。

北海道を舞台に、

さまざまな傷を負った登場人物たちの魂の再生を描くこの物語は、

望み通りにならないことばかりのこの世にも、

小さな希望が光輝く瞬間があると信じさせてくれる。

・・・・・

・・・・・

どんな傷も簡単には修復されないし、

都合よく癒されもしない。

だからこそ物語は焦ることなく登場人物たちの心に寄り添い、

北海道の豊かな季節の移り変わりを描くように

それぞれの変化をたどる。

恋愛小説の名手といわれ、

近作では濃密な大人の関係を描いてきた作者が、

純化された命の触れ合いに迫った本作はすがすがしく、力強い。

痛みや苦しみに彩られた日々の果てには

思いがけない喜びが訪れて、

それは未来へとつながっていく。

その奇跡のような一瞬を、

少女とともに読者もまたラストシーンで味わうことだろう。

評・川口晴美=詩人

この評を読んだとき、

まるで歌うように心にメロディーが流れました。

評に愛を感じましたし、

この本も作者の愛情が込められているように感じました。

GWゆったりと読書でもいかがでしょうか♪

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